2024年8月4日(日)に、有志でオランダ国王の執務王宮を見学しました。
Paleis Noordeinde
https://www.koninklijkhuis.nl/onderwerpen/paleizen/paleis-noordeinde
https://nl.wikipedia.org/wiki/Paleis_Noordeinde
ハーグのNoordeindeにある執務王宮は夏の数週間、一般公開されます。とても人気があるので、早めにオンラインでチケットをゲットしました。王宮のみと、王宮+王室厩舎のセットがあり、私たちは王宮+王室厩舎のセット(€15)にしました。
英・蘭のオーディオガイドを使うことができます。ガイドに流れるウィレム=アレキサンダー国王からの挨拶を聞いて、いざ!
豪華ながら、嫌味のないスッキリしていた飾りで、現代的なクラシックデコレーションです。
Indische zaal。木目調で、執務王宮の中で最も印象的なお部屋です。1901年にウェルヘルミナ女王がメクレンブルク=シュヴェリン公ヘンドリックと結婚した際に、当時のオランダ領東インドの人々から贈られたのだそうです。
Marot zaal。壁には金色の革が貼られていたそうで、今は金の革と同じモチーフの黄色い錦織が掛けらています。この部屋では毎年、国王と王妃が特別な功績を残した人々に提供するエクセレンシィ・ランチが行われるそうです。
使われたカトラリーと来賓リストもありました。
Putti kamer。1861年、ウィリアム3世の最初の妃であるソフィー王妃のために調度されたそうです。ウィレム=アレクサンダー国王とマクシマ王妃は、この部屋で毎週スタッフと会合を開いているそう。
Grote balzaal。もともと17世紀に完成したスペースで、エンパイア・スタイルの宴会場に改築されたたそうです。湾曲した天井は漆喰で、壁は黄土色のスカリオラ(漆喰に大理石を模したもの)で覆われています。
Grote antichambre。モスグリーンに統一されたお部屋で、家具は特注だそうです。
Kleine balzaal。ぜんぜんKleineではないですが💦。プリンンシェスダッハの時は、このZaalからバルコニーに出て手を振るんですね。バルコニーに出てみましたが、一人一人の顔が見えるくらい距離が近いことが実感できました。
訪れたお部屋数は忘れてしましましたが、かなり大判振る舞いで見学させてくれたと思います。一方通行というわけではなく、滞在時間もかっきり区切られているわけでもなく(とはいえ1時間くらいで出るのがマナー)、ゆるゆるで見せてくれるという太っ腹。
オーディオガイドでは、数回「あの柱/壁に落書きのようなものがあるから注目して」というガイドが流れます。言われれば探したくなるのが人情、有志は「あっちに!」「え、どこ?」とお互い教え合って、何個か見つけることができました。
機関車
三姉妹
執務王宮の後は隣接しているけれど入り口の違う王室厩舎へ。馬車などがありました。
なんといってもクライマックスはお馬さんです。朝5時からお世話が始るそうで、森を散歩したり、のびのびと過ごせるようにHet looに行くこともあるそうです。
馬場もありました!
居心地よさそうな厩舎から顔を出すお馬さんたち。みんな育ちがよさそう。なでなでしていいよサービスもありました!かわいかった…。現在は、8頭の乗用馬と24頭の馬車馬を含む平均32頭が王宮厩舎にいるそうです。
一行は、見学の後、王宮庭園の側にある日本食レストランで、ハーグで人気のNIKOで食事を楽しみました。
お天気もよく、暑くもなく、特別な見学を充分楽しめた夏の日でした。執務王宮一般公開は毎年夏7月~8月初旬まで行われるようなので、ぜひ訪れてみてください。
(報告:S.M.)