https://www.slotloevestein.nl/
(前半はこちら)
ガイドの案内の後も、有志でお城の地下室、離れの火薬庫、そして水と自然の多い Slotwal(周縁部)沿いを見学&体験しました。
地下室
地下室にアーチ作りのマニュアルと模型がありました。真ん中の石が重要な役割を果たすようです。うまく行ったときには、大きい拍手で盛り上がりました。
城外
お城の中庭から内堀の跳ね橋を渡って、……
お城から少し離れたところにある小さい塔が Kruittoren (弾薬庫)です。
手前の Maas川(現在は Afgedamde Maas)と、奥の Waal川からの水を操作することで、お城周辺を水没させることが可能です。Inundatie といいます。Slot Loevestein は Hollandse Linie (ホラントの水防衛線)の一部を担っています。
お城の外周に、レーザー射撃の銃や大砲がありました。けっこう難しかったです。
Waal川。対岸から(おそらく電気モーターの)渡し船がやってきました。渡し船は Gorinchem、Woudrichem、そして対岸の Vuren の砦をつないでいます。
城外から入る門の上から。兵舎だった家は、展示館やショップ、カフェテリアになっています。
(Afgedamde) Maas川の方角ですが、川は見えていないはずです。この辺りを深さ30〜60cm程度に水没させることが可能でした。この深さでは、歩兵は動きづらく、船を使うには浅すぎるそうです。
ここの斜面には羊が飼われていて、アザミが花をつけていました。お城を出て駐車場方面に行く道沿いに、大きい角の牛や小型の馬、野生のガンの群れが見られました。
見学を終えて
お城には子供からお年寄り、そして私たち以外にも外国人グループも訪れていました。子供にも楽しめるような工夫もあり、ついでに私たちまで楽しませてもらったと思います。
ガイドのジャネットさんには活き活きとした案内をしていただきました。ありがとうございました。
どうしても、限られた時間の中、駆け足になってしまいました。お城の歴史そのもの、ホラント州を守るための壮大な防衛戦略、高名な囚人のグローティウスとそのドラマティックな脱走、そしてお城周辺の景色や動植物(自然ウォッチャーには見所が多いと思います)…… まだまだ深めがいがあると思いました。
(写真&報告:M.M.)
参考
Loevestein城
https://nl.wikipedia.org/wiki/Slot_Loevestein
日本語訳
ホラントの水防衛線
https://nl.wikipedia.org/wiki/Nieuwe_Hollandse_Waterlinie
日本語訳
No comments:
Post a Comment