Monday, May 26, 2025

5月例会(2/2):レジスタンス博物館 (Verzetmuseum)

 


写真はWikipediaより。Public Domain


2025年5月18日(日)
参加者 2名


 次にレジスタンスミュージアム(Verzetmuseum)に行きました。

 そこではレジスタンスミュージアム ジュニアというエリアがあり、Iさんと一緒にまわりまました。

 Iさんが分かりやすく説明してくださったので理解が深まりました。当時の様子がとてもよく再現されていて楽しめました。

(C.I.) 


 そのあと Verzet Museum に行きました。ユダヤ人のみではなく、戦時下の一般のオランダ市民の生活が記録されていました。生活していた市民は、オランダ国籍を持った人で、そのなかにユダヤ人がいて、NSB(De Nationaal-Socialistische Beweging in Nederland (NSB) was een Nederlandse politieke partij die van 1931 tot 1945 heeft bestaan)がいました。戦争がなくナチがなければ、みんな普通のオランダ人だったのです。

 博物館の中に子供用に説明がされているエリアがあり、4人の子供の目で捉えた戦争の様子が再現されていました。

 一人目は、お父さんが工場での強制労働の為ドイツに連れていかれてしまい、お母さんと暮らしている男の子。その子の家に入ると居間の脇に台所があり、台所の引き出しには配給用の食券が入っていました。台所の流し台の下にスクリーンがあり、配給が終わってからになったスープのバケツを何にもの子供たちが指でバケツの内面に着いたものを撫で取りなめている映像が流れていました。玄関の近くに行くとドアのベルがけたたましくなりドアのガラスにドイツ軍の姿があり、17歳になった男性を探しに来た、という設定でした。居間の隣にある子供部屋の天窓から、戦闘機、爆弾が炸裂している景色が見えました。

 二人目は、17歳以上のお兄さんが二人いる男の子の家です。洋服ダンスの中にさらに扉があり、その扉の奥がお兄さん二人の隠れ家になっていました。当時17歳から40歳の男性がドイツに連れていかれてしまったとのこと。

 三人目は、両親がNSBで、自分もNSBの手伝いをしていた少女。弟二人は小さかったので戦争のことはまだわかってなかったようすです。彼女はNSBの考え方に誇りを持ち、正しいと思って手伝っていました。

 四人めはユダヤ人の男の子、彼の話を聞きたかったのですが、他の見学人が何人かいて閉館の時間も迫ってきていたので次の展示物を見に行った。

 途中、インドネシア独立のコーナーも見学し、オランダ支配から、日本軍支配下、そして独立への歩みが、実在した人の記録とともに展示されていて勉強になりました。スリナムの戦中の様子も一緒に説明されていました。

 時間が足りずじっくり見たら、2~3日は必要かと思われました。機会があれば、また行き見られなかったところをカバーしたいなと思いました。

(K.I.)


Link: 

Verzetsmuseum Amsterdam
https://www.museum.nl/nl/verzetsmuseum-amsterdam
https://www.verzetsmuseum.org/
https://nl.wikipedia.org/wiki/Verzetsmuseum_Amsterdam

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