Monday, September 16, 2024

6月例会:遠足・前半(Museum Voorlinden)

 2024年6月9日、「かもめの会」は den Haag に遠足に行きました。前半はこちら。

Museum Voorlinden

ワセナーとハーグの間にあるコンテンポラリーミュージアムです。ワセナーらしい広大な緑の中にあり、散歩も楽しいです。    

    https://www.voorlinden.nl/?lang=en

    https://nl.wikipedia.org/wiki/Museum_Voorlinden

敷地内にはミュージアムの他におしゃれなカフェもあり、お昼ごろ集合したこともあって、ランチからVoorlindenお散歩はスタート。


Voorlindenは特別展と常設展の2つがあります。私たちが訪れた時は、Alicja Kwadeさんの展示がありました。Kwadeさんは、ポーランド生まれのビジュアルアーティストだそう。彫刻やインスタレーション作品が有名で、物理的な現実と感覚的な体験、そして哲学的な問いを探求するものが多いのが特長なのだとか。確かに視覚的に非常に魅力があり、かつ思索的な何かを感じさせます。

無機質な白い空間にたたずむKwadeさんの作品は、それぞれひそやかな息遣いがあり、その息遣いに耳を傾けてみるのですが、わかるような、わからないような。そうだ、頭で考えるのではなく、感じるだけでいいのだと開き直ると、そろそろと肌を包むような作品の力を感じることができたように思います。

常設展も、特別展に負けず劣らず見ごたえがあります。


金沢21世紀美術館にある作品と同じ作者が作りました。


とても大きい、船みたいな作品で、中を歩けます。



草間彌生さんの、光と暗闇と鏡の作品。


ビーチでくつろぐ巨大な老夫婦。目線や重ね合う腕、皺が見事で、お二人の今までの時の流れさえ感じさせる素敵な作品です。



Voorlindenは、クレラーミュラーミュージアムのように、大きな窓から外の緑が見え、建物の中にいながら森を散歩しているような気分にもなれます。



なかには、ミュージアムの中には入らず、広いVoorlindenの敷地を散歩しながら、外から作品を観る人もいるのだとか(笑)。



遠足の後半は、Clingendael庭園でした。(続く)

(報告:S.M.)

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